i-conⅢ取付け作業を施工する整備士の皆様へ
i-conⅢを取り付け作業で、配線をバイクに取付けた次にi-conⅢ本体を繋ぐのですが、その時に通電するときに配線が間違っていないか?が不安になると思います。
不安解消に、ひと手間作業を追加するだけでi-con本体を繋ぐ前に間違いが無いかを確認できて安心できます。
カプラーオン仕様では間違えることは少ないですが、同じ形のカプラーだったり、平端子のIGコイル端子など気を付けなければなりません。特にギボシ端子加工装着仕様では整備書の配線図を確認しながら確実な作業を心がけてください。
i-conⅢ本体を繋ぐ前にi-conⅢ配線をバイクに取り付けた後、復帰カプラーを刺して7極カプラーの後ろの端子の部分にサーキットテスターで確認すれば間違っていないか確認できます。*キーOFF状態で復帰カプラーを刺してください!
i-conⅢ配線色 赤(12V )黒(アース)白(信号in)黄(信号toECU)緑(信号1)青(信号2)
確認作業はNinja650の場合です。
サーキットテスター(赤) i-conⅢ(赤) サーキットテスター(黒)ボディーアースまたはi-conⅢ(黒)
写真のように12vが検知できればOKです。
(12vが表示しない場合は、配線間違い、キルスイッチOFF、ギヤが入っているなど考えられます。)
サーキットテスター(赤)⇒i-conⅢ(緑)サーキットテスター(黒)ボディーアースまたはi-conⅢ(黒)
写真のようにスロットル全閉電圧になっていればOKです。
メーカーや機種に決まった電圧があります。整備書を参考にしてください。
サーキットテスター棒は上記と同じ位置でスロットルを全開にします。
サーキットテスター(赤)⇒i-conⅢ(緑)サーキットテスター(黒)ボディーアースまたはi-conⅢ(黒)
写真のようにスロットル全開電圧になっていればOKです。
スロットル電圧は全閉全開で0v~5vの間で変化します。
変化しなければ間違った信号線が考えられます。
上記はi-conⅢパラメーター 【Thro仕様】です。
【Press仕様】の場合は上記作業プラス下記の作業をします。
サーキットテスター(赤)⇒i-conⅢ(白)サーキットテスター(黒)ボディーアースまたはi-conⅢ(黒)
電圧はマニホールド負圧電圧 約3vになっていればOKです。
機種の違いがあるので整備書で確認してください。
以上、確認できれば怖いものなんて無いと思います。
フルコンだと配線の数が全然違いますし、マップも1から作成です。その分やれることもいっぱいできますが、価格も工賃含め高価になります。
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